カイロプラクターになったわけ
わたし(岡本行央)が、生命保険会社に勤務していた、30歳を目前にした頃
会社の方針で全員、「生命保険面接士※」の資格試験を受験するようにとお達しが・・・
※生命保険面接士とは、生命保険に加入する際、被保険者の健康状態を尋ねて査定部門へ報告する立場の人が必要な資格です。保険金額が高額ですと、医師の診察が必要になりますが、比較的低額の案件に対応するための資格です。。
その勉強をしている時に、あらゆる疾患には「痛み」が付きまとうなぁ~と思い、「痛み」に興味をもち、「痛み」について勉強したいと思ったことに始まります。
元々、自分には自分を癒す能力があるのかも?と思っていました。
中学の頃、顔中に広がったイボをあら治療で自分で治したり、呼吸ができないくらいの背部痛(今考えればたぶん肋間神経痛)が起こり、カイロプラクティックと称する整体に行っても軽減しなかった時でも、何の知識もないのに椅子の背もたれのとがったところを使い、自分で矯正してみると痛みが消えたり・・・。今まで、事故で3度ほど死にかけたことはありましたが、病気もせず、元気に生きています。そんなこんなで、カラダに関係した仕事が合っているのではないかとも思ったわけです。
一概に「痛み」を勉強すると言っても、はて・・・・
調べました!
医師? 九州で熊本ベースで宮崎1県を一人で担当していました。ホテル住まいが多く、医学部を目指すなんていつ合格できる?国公立以外だと経済的に無理かな?と速攻諦め・・・。
柔道整復師? 旧来の柔整師は、有段者の職業保護のための資格であったため、その流れから体育会のノリの方々が多いので、性格的に合いそうにないなと諦め・・・。
鍼灸師? 人に針を挿す?刺す?なんて・・・と諦め・・・。
でも、東洋医学、五行や経絡の知識を得る意味では勉強しておきたいところです。
そうこうしているところに、「ある雑誌の資格に関する記事※」が目に止まり、正統なカイロプラクティックなるものを知ることに。
※余談ですが、ある雑誌に出ていたカイロプラクターは、RMIT大学での同期の兄でした。
そして、カイロプラクティックの発祥の国アメリカでは、カイロプラクターを養成する学校は医学部と同等のカリキュラム(生理学や解剖学は医学部以上の時間数です。)が組まれ、医学部と同じように学部で理系必要単位を取得後、3~4年間の専門職大学院であり、きちんとした教育を行っていることを知りました。また、カイロプラクティックが自分が一番知りたいこと、勉強したいことを実践できると確信しました。
アメリカ以外でも、大学レベル以上のカイロプラクティック教育が行われ、カイロプラクティックが法制化されている地域が多数あることも知りました。同時に、カイロプラクティックのWHO基準の学位をとれば、カイロプラクターとして働くことができる国の選択肢は、柔道整復師や鍼灸師と比べ幅が広いかもしれないと思ったのでした。いろいろな選択肢を考えた結果、オーストラリアのメルボルンに所在し、日本のカイロプラクティックの団体と提携のあった、RMIT大学健康科学部カイロプラクティック学科への進学を決めました。
30歳の9月にRMIT大学の存在を知り、案内を取り寄せ、母校のゼミの教授に推薦状を書いてもらい、12月には受験していました。
学部での成績は良かったこともあり、幸運にも合格し、31歳の4月から5年間のカリキュラムに挑むべく、再度大学生に・・・・。
高校時代は文系コースだったため、理科4科目の内選択していたのは悲しいかな「地学」でした。医学系に必要な教科の知識はほぼないに等しかったこともあり、高校理科(いや中学?)の基礎から勉強する必要がありました。(ま、化学や生物を選択していてもすっかり忘れていたでしょうけど・・。)最悪だったのは物理系でした。法制化地域のカイロプラクターはレントゲンを撮影し、読影し、診断できる資格であるため、それらに関する授業があります。中でも「放射線物理学」なんて何度再履修を重ねるはめになったことか・・・。今でも母校では語り草だそうで、悪夢としか言いようがありません。
全日制の5年制の教育で、1年次、2年次の基礎科学の授業はついていくのに四苦八苦、3年次以降は経済的にひっ迫していたので、専門科目・臨床科目、アルバイトとの両立がなかなかハードで、かる~く「うつ」な感じになったりして、大変苦労しました。(余談ですが、すべての科目が必修科目)結局、5年のところを6年半在籍しました。(6年目は4年次に経済的な問題もあり、インターン開始を1年間先延ばしにしたためで、最後の半年はインターンで実際に一般の患者さんから施術料金を頂戴し、施術しなければならないのですが、卒業要件の施術患者数が足りず半年伸びました。)
外国為替・外貨資金のマーケットから生命保険会社そして、カイロプラクター。
為替や株、仮想通貨などマーケットの話や保険の話ご興味ある方はなんでも聞いてください。
痛みや不快感に苦しむ多くの方々と接し、少しでも改善のお手伝いを出来ればと思っていますし、結果が出れば非常に楽しく、嬉しいものです。