膝の痛みについて
階段の上り下りがつらい、正座ができない、歩いていても痛みが出るなど、膝(ひざ)が痛いと悩んでいる人は多くいらっしゃいます。特に加齢とも関わり、病院で変形しているから・・・と言われ、もう治らないのではないか?気長に付き合っていくしかないか?と思われている方も多いと思います。
西洋医学的な診断名の付く症状も記載しておりますが、単にひざ関節だけの問題ではありません。
膝の痛みについて
膝のお皿(膝蓋骨)の周りが痛む、膝の内側が痛む、膝の外側が痛む、膝の後ろ側が痛む。
一概に膝の痛みと言っても、痛む場所の違い、原因の違いがあり、故に、疾患名もいろいろあります。
西洋医学的に診断がされていても、基本的に、何故膝に痛みが出るのかを力学的に診るには、膝はもちろんですが、頚椎から腰椎、骨盤、股関節、足関節の力学的な確認や筋肉の緊張まで診る必要があります。これは特に膝に限ったことではありません。肩関節の痛みや肩こり、腰痛でも言えます。この骨がこう変位をしていると、その骨を構成する関節で、その隣接する骨はこう変位するという、関節のカップリングが起こり、それが全身への影響として出るからです。
足のゆびを調整すると肩・首の痛みが軽快したり、顎を調整すると足関節の動きがよくなったり、頸部の施術でひざ裏の圧痛が解消されたりする場合もよくあります。
以下、場所による疾患名を挙げますが、必ずしも疾患名がつく、つけられるような症状だけではないため、カテゴライズ(分類)が出来ない膝痛もあることをご理解の上、ご参考にしてください。
膝のお皿(膝蓋骨)付近の痛み
膝の筋肉の問題
大腿四頭筋は、大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋で構成されています。これらの筋肉の内、お皿付近の痛みは、大腿直筋、内側広筋からの関連痛によって起こります。なぜその筋肉が問題を起こしているか?どこからその筋肉にストレスをかけているのか?と考えなければならないです。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が擦り減ったりそれによって骨が変形し関節が変形してしまうことで症状が出てきます。進行の程度により症状は異なります。(変形=痛みではないこともご理解いただければ幸いです。)
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膝蓋大腿関節症
膝蓋骨(お皿)と大腿骨からなる膝蓋大腿関節の関節軟骨が擦り減って炎症を起こして痛みが生じる病気です。大腿骨と膝蓋骨による関節が変形してしまうもの。
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オスグッド・シュラッター病
運動部に属する中高生男子に多く見られる、一種の成長痛です。骨の成長に大腿四頭筋や靭帯の成長がついて行かず、運動時に大腿四頭筋の収縮時に膝蓋腱が膝下の脛骨粗面にストレスをかけてしまうことにより痛みを起こします。運動を控えたり、成長が止まれば痛みは軽減しますが、ひどいくなる場合は手術も必要になります。軽い内に施術をすれば軽減は見込めます。
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膝蓋骨軟化症
10代の運動部の女子に多く見られる、膝蓋骨の裏側にある軟骨と大腿骨が擦りあって炎症を起こします。ジャンプ動作やランニングなど膝を酷使する動作が原因とされています。
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ひざの痛みでお悩みの方は、台東区の整体PAOカイロプラクティック上野御徒町へご相談ください。