水の補給について
「水」を意識して摂っている方は多いのではないでしょうか?
それでも「水」の重要性は無視されがちです。
人間の体の70%は水、水分です。カラダのシステムを形成している、生きている細胞には、栄養や酸素と同様に「水」が必要不可欠です。
血液やリンパ液の流れなど、体内のさまざまなシステムの流れが悪ければ、私たちは健康に暮らすことが出来ません。
良質の水があれば、おいしいものができますね。酒類にしても、加工食品にしても・・・・。
人間のカラダも同じです。「水」はからだのシステムを円滑にする触媒として作用し、水がきれいで、添加物、汚染物質を含んでいなければ、カラダの毒素をより多く体外へ運び出すことができますし、体の細胞により多くの栄養分を運び込むことができるのです。
体内での水のはたらき
1.食物が消化されていく過程で作用するさまざまな酵素が潤滑に酵素反応させる
2.栄養物やホルモンなどを溶かし、血液などの形で体全体に運搬
3.体内の不要物、毒素を尿または糞便として排泄のを助け
4.発汗による体温調節
5.神経伝達をスムーズに行う。
6.筋収縮と弛緩に関係する。
7.肺の機能に重要な因子。
8.細胞分裂中のDNAエラーやフリーラジカル(活性酸素)を産生
などなど
では、どんな水がいいのか?
最近、純水や超純水が良いといわれるようになっていますが、これは賛否両論があるようで、その情報は割愛させていただきます。
水道水は塩素、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、フッ素化合物等添加されていますので、必然的に天然水やミネラルウォータになってしまいますね。中には怪しいものもある気もしますが・・・・。(汗)
健康な人であれば、体重1kgあたり20ccを目安に飲むと良いらしいです。そして、ストレスが多い時や病気の時は倍量を!
また、ここで、「水=水分」と考えてはいけないようです。
来院される方に、お水は良く飲んでいますか?とたずねると・・・・
お茶は良く飲んでますとか、コーヒーを飲んでますとか・・・仰る方も多いです。
しかしながら、
それは「水」ではありません。お茶にしても、コーヒーにしても、ジュース、牛乳、その他飲み物は、食物としての位置づけになるようです。
水を飲めないと仰る方も結構いらっしゃいますが、飲めないがゆえにカラダが不調なのかもしれないですね。
車のバッテリーに牛乳を入れたり、スチームアイロンにコーヒーを入れたり、壁をお茶で洗ったりするのと同じことなので、あくまでも「水」を摂って下さい。水に変わる液体は他にはないようです。
そして、絶食しても長く生きられますが、一滴の水も無い場合、1週間も生きられないほどヒトにとっては生命維持のために重要なものです。
過ぎたるは及ばざるがごとし
しかし、いくら水がカラダには必要だからと言って、「過ぎたるは及ばざるが如し」です。水、水分を取りすぎて逆に体調が悪くなる場合もありますので、ご注意あれ!
頭痛や吐き気など水毒症(低ナトリウム血症)を起こす場合もありますので、水単独で考えると1日2リットル以内にしましょう。特にダイエットで食事制限をされている方は注意が必要かもしれません。
体内の水分調節にはボディートーク療法が有益です。