手根管症候群
手根管症候群は、手関節を構成する骨と手のひら側の屈筋支帯という靭帯の間を手根管といい、そこを正中神経が通過する際に圧迫、刺激を受ける結果起こる病態です。
手根管には、指を動かすための9本の筋肉の腱、正中神経が通っており、横手根靭帯の浅い部分には尺骨神経と動脈が走っている。狭いところにいくつかの神経、腱、血管を含むため構造的な変化に対する許容範囲が狭い。
症状と病因
手根管症候群は、転倒時に手(手のひら側)をつくような外傷により起こりやすい。手の外傷は、ウエイターやウエイトレスが重いトレーを偏り植えに持つことや、手でスイングドアの開け島を繰り返すことなどによる潜行性のケースもある。また、最近では誰もがコンピュータや携帯電話、スマホを使いハンプ訓導が障害の原因となる場合もある。整備行員の廉恥の使用、大工が重い金槌の使用、運転手が長時間手をハンドルに乗せてカラダを支えることによるもの、片手をつきながら床を拭くなども原因となりうる。継続的な動作を中止は重要であり、不適切な手関節の使用は症状を再発させる。
手根管症候群のひとつの原因として、ビタミンB6欠乏症がある。
手根骨とこれに付着する横手根靭帯は通常手根管の一部を構成すると考えられていないが、臨床的には、手根管症候群において重要性が認められています。これは、手首の橈尺関節の離開の矯正により、正中神経機能の改善が得られることで実証されている。
手根管症候群と診断されていた、29歳 女性
手の痺れを訴え、整形外科で手根管症候群と診断されていた。仕事上の問題で、労災認定され休職し、整形外科での治療の甲斐あって職場復帰を果たしたが、手の痺れ、手の熱感が残り、握力は回復していない。医師からはあまり手を使わないようにといわれているが、いつになれば・・・という不安から来院。
チネルサイン、ファレンテスト陽性。
母指外転筋、母指対立筋筋力検査は弱く、ボタンを留めることができなかった。
手関節へのアプローチと頚部のアプローチで手の痺れは初回の治療時に解消されたが、筋力は戻らなかった。
週1回来院いただき、頚部・肘関節・手関節へのアプローチを継続し、4回目の来院ではなんとかボタンが留められるようになり、6回目には筋力がほぼ回復。7回目の来院後は、週1回から2週に1回の来院へ変更し、継続治療としている。
10回目の来院で、ほぼ生活に支障はなくなったが、他の症状のため継続来院している。
※ご参考にしていただければ幸いですが、どなたでも同様の効果・結果が出ることを保証しての掲載ではございません。
各種療法は万能ではありません。個人個人で効果は異なります。また、カイロプラクティックと各種療法をセットで対応することで効果が高いと判断した場合、セットでお勧めすることがあります。割引料金の設置もございますが、別途料金がかかりますので強制することはございません。
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