練馬区 44歳 女性|亜急性皮下静脈炎(モンドール病)
【来院動機】
2週間ほど前から右上腕にひきつるようなピリピリ感と頚部~前腕内側のじんわり感を訴えて来院。
柔道整復(接骨院)では、上腕二頭筋の脱落と言われ治療を受けていたが、紹介により来院。
【状態】
柔整でいう、上腕二頭筋の脱落とは?と思いながら、尺骨神経、上腕動脈、尺側皮静脈領域に沿って陥没しているような、ひきつれた状態。
反射、触覚、痛覚もほぼ正常範囲内であったが、痛みのため筋力検査は正確な判断はできなかった。
神経学検査的には問題ないようあったが、既往歴に「下肢の神経鞘腫」があったこともあり、血管病変の疑いのため、病院へ行くように指示した。
【結果】
後日、足関節不具合のため来院し、モンドール病との診断を受けたとのこと。
【モンドール病とは・・・・】
主に乳房または胸郭前璧に見られる表在性の静脈炎をいう。(この患者の場合、尺側の上腕に出ている。)
中年以後の女性に多く見られる亜急性皮下静脈炎で、原因不明で胸部の外傷が誘引するとされている。(この患者の場合、極度の筋力トレーニングによるものと思われる。)
痛みを伴う部位に触診で線状の硬結が触れる場合が多く、静脈炎が存在すれば触診で予想が立てられるようである。
数週間で自然寛解し、対症療法のみで治癒するケースが多いようである。
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