頭痛
頭痛
腰痛同様、多くの人が経験したことがあるものではないでしょうか?
腰痛のように治療院へ行くほどではないけれど、風邪で頭が痛いとか・・・というのは誰にでもあり、腰痛より経験した方が多いのではないかと思います。
ただし、頭痛もちだという方は、日本人の2割から3割程のようです。
頭痛は、脳細胞が問題で痛みを生じてくることはありません。
痛みは大脳皮質感覚野の脳細胞(ニューロン)が痛みを感じているのですが、ニューロン自体に病変がおよぶと痛みを感じる事はありません。腫瘍などの頭痛は結果的に脳圧の上昇により脳膜を刺激するため痛むことになります。
頭痛の種類
一般的に多くみられるものとして、
片頭痛
群発性頭痛(クラスター頭痛)
筋緊張型頭痛
頸椎原性頭痛
などがあり、これらの頭痛には血管の収縮・拡張、筋肉の緊張や弱化、関節の問題などが大きく関わっています。一般的には、「片頭痛」と良く聞きますが、実際は「筋緊張型頭痛」が多く、男性より女性に多いようです。
その他、心因性頭痛、高血圧を含む循環器管系頭痛、外傷後頭痛、線維筋痛の頭痛、リウマチ性の頭痛、腫瘍、洞性の頭痛、顎関節による頭痛、アレルギーによる頭痛、二日酔いによる頭痛、眼精疲労による頭痛などがあります。
片頭痛
一概に片頭痛といっても、出方や痛み方が違うこともあるようですが、ほぼ血管が起因しているといわれています。しかしながら、はっきりした原因はわかっていません。
片頭痛は女性優位な頭痛です。生理時期に多いことからエストロゲンが関わっているためでしょう。
発症部位 : 一側、局所的疼痛、反対側に移る場合もある。
痛みの種類 : 拍動痛、刺痛、締め付けられるような疼痛。
頻度 : 不規則または周期的
持続時間 : 何時間単位から1~2日間(何日単位)
時間的要因 : 排卵期または月経期、まれに覚醒時
悪化する要因 : 姿勢変化、天候変化、疲労、明るい光、食事を抜く、食物が引き金になることもある。エストロゲン
関連症状 : 臭覚の前兆、しびれ、めまい、光や音の恐怖、自律神経不安定、吐き気、嘔吐など
群発性頭痛(クラスター頭痛)
患者の90%は男性で、血管性の頭痛です。
原因ははっきりしていないのですが、脳底にある視床下部の後部の異常と考えられています。セロトニンという伝達物質が関わっていると考えられています。また、頭部や顔面の浮腫(むくみ)、血管作動性腸管ペプチドなどが関わっているといわれています。
発症部位 : 眼窩 眼窩後方。
痛みの種類 : 耐え難い疼痛、刺痛。
頻度 : 週単位、月単位で毎日。通常1日のうちの決まった時間。
持続時間 : 何分単位から何時間単位
時間的要因 : 睡眠からの覚醒時
悪化する要因 : 飲酒、喫煙
関連症状 : 涙や鼻水が出たり、瞳孔が小さくなったりする場合がある。自律神経症状
筋緊張型頭痛
前述の通り、非常に多い頭痛です。
精神的・身体的ストレスや筋肉の緊張などが複雑に絡み合っていると考えられています。
身体的ストレスの原因としては、無理な姿勢や目の使いすぎなどが考えられます。特に目や肩等にストレスが集中すると周囲の筋肉がこわばり、血行が悪くなり(肩こり)、さらに筋肉中の疲労物質が溜まったり、酸素不足になったりして、神経を刺激し、後頭部の頭痛を招くと考えられています。
精神的ストレスの原因はとしては、心配事や不安、悩みにより、交感神経が緊張状態になり、頚部や頭部の血管が収縮し、筋肉への血流が低下し、筋肉がこわばってしまうために起こると考えられています。
発症部位 : 後頭部 側頭部、前頭部、全頭部、頚部。
痛みの種類 : 鈍痛と筋硬直を感じる。拍動痛は起こらない。
頻度 : 週単位、月単位で毎日。通常1日のうちの決まった時間。
持続時間 : わずかな時間から数時間。
時間的要因 : 夕方以降が多く、休憩中、睡眠中や安静時もある。
悪化する要因 : ストレス、感情葛藤、うつ、酸素不足
関連症状 : 頭部や頭皮の圧迫
頚椎原性頭痛
頚椎の関節の機能的障害により起因する頭痛ですが、片頭痛や筋緊張型頭痛と完全に区別することが難しいものです。
頭痛の対応
医療機関での受診でも解決しないことも多いです。
また、頭痛薬(鎮痛薬)の服用が長くなれば、頭痛の頻度が増したり、痛みが緩和されにくくなる可能性もあります。これは、薬物乱用頭痛と言われているようです。
片頭痛の場合、痛む部分を冷やし、暗い部屋でゆっくり過ごすことで和らぐ可能性はあります。
群発性頭痛の場合、片頭痛と同様、冷やすことです。アルコールやタバコをやめましょう。
筋緊張性頭痛の場合、リラックスできる環境で、温め、深呼吸してカラダをリラックスさせましょう。
頭痛により、温めた方が良い場合と冷やした方が良い場合があります。
薬物乱用頭痛の場合は、薬の服用を辞めることが先決です。
当院では、アクティベータメソッドを主軸に組み立てたカイロプラクティックやニューロオリキュロセラピーが効を奏する場合が多いです。そして、長引く場合はご自身では気付かないところで、心因的な問題を抱えていたり、薬物乱用頭痛の場合、カイロプラクティックに加えてボディートーク療法をオススメします。
頭痛外来にて受診されるも変化が無いとおっしゃっておりました。
ボディートーク療法を習得中だったため、モニターとしてカイロ治療後にボディートーク療法のセッションをさせていただいた例。
職場の上司との人間関係が浮き彫りになりました。
そして、それに関連し内臓への影響、甲状腺のホルモン分泌低下による神経伝達鈍化、酸素不足などが浮き彫りになりました。
ボディートーク療法のタッピング手法により、それらのコミュニケーションバランスと修復したところ、二度目の来院時には頭痛が非常に軽くなっていたという実例もございます。
二度目もボディートークのフォローセッションをさせていただきました。
※ボディートークはその人の内なる声を傾聴し、その方にとって何を優先的にバランス修復の必要性があるかが示されるものであり、例え同様の症状であっても探索結果は100人100色の結果であって、人それぞれ違ってきます。また、どんな療法にも言えることですが、効果を保証するものではありません。
台東区上野 御徒町 浅草 蔵前、文京区湯島 本郷、千代田区秋葉原 神田、墨田区、荒川区 暮里周辺で
頭痛でお困りなら、PAOカイロプラクティック上野御徒町へご相談ください。