テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘関節に隣接する手関節をコントロールする伸筋群(手首を手の甲側へ動かす筋群)の障害です。但し、この障害はテニスをやっている人だけに発症するものではありません。
どんな人が発症する?
- テニスプレーヤー
- 手作業に関わる労働者(建設工・機械工・組立工)
- 文字を書く動作が多い人
- キーボード操作やマウス操作など反復作業の多い人 など
テニスプレーヤーの半数近くが、現役時代のどこかでテニス肘を経験するようですが、別の調査では、外側上顆炎と診断されるスポーツ選手の数は、整形外科臨床における症例の5%程度と報告されているようです。
上記の作業により発症確率は高くります。
何故発症する?
外側上顆炎は、前腕の総伸筋群とその腱付着部のストレス損傷です。上記の特定の活動や外傷に伴って急激に発症することもあれば、徐々に発症する場合もあります。
徐々に発症する場合は、蓄積性の微小外傷の影響が筋肉や腱などに現れ、その多くは手首と前腕の無理な反復運動、抵抗性の反復運動によるものです。
一般的な問題は微小障害、組織の断裂である。断裂が治癒する工程で、障害のある筋を使用して同じ部位に再び損傷を起こす。これは、筋付着部に瘢痕組織を残す結果になる。テニス肘は、初めの外傷ではなく、繰り返す断裂による瘢痕組織の慢性的な炎症である。
40~60歳の高年齢の発症では、まれに、頚椎症として誤診されることもあるようです。
また、肘だけに目が行きやすいが、下肢や骨盤等の問題も影響している場合もある。
当院での対応方法
- 全身の調整と肘部への調整
- 筋肉に対する調整
- リンパ循環の調整
テニス肘と鑑別が困難な障害
まれに、関節内円板を持っている方がいるため、関節円板は、膝の半月板のように多くの症状の原因になる。
46歳 女性のテニス肘の一症例
肩こり・腰痛のため来院したが、テニスを愛好し、肘の痛みでテニスが出来ないとの訴えがあった。
整形外科検査にて上腕骨外側上顆炎に関する評価で陽性であった。橈骨のある方向への動きが悪く、その周囲の皮膚は黒ずんでいた。橈骨に対するアプローチを行っただけである程度の痛みは消失していた。超音波とアイシングを追加した。
肩こり腰痛の対応を除き、計5回程度の来院でほぼ問題なくなった。
その他肘の痛み
上腕骨内側上顆炎 ・・・・ ゴルフ肘、ボウリング肘、野球肘
※ご参考にしていただければ幸いですが、どなたでも同様の効果・結果が出ることを保証しての掲載ではございません。
各種療法は万能ではありません。個人個人で効果は異なります。また、カイロプラクティックと各種療法をセットで対応することで効果が高いと判断した場合、セットでお勧めすることがあります。割引料金の設置もございますが、別途料金がかかりますので強制することはございません。
台東区 上野 御徒町 浅草 蔵前、文京区 湯島 本郷 根津 千駄木、千代田区 秋葉原 神田、墨田区 本所、荒川区 日暮里周辺で
テニス肘、肘の痛みでお悩みなら、PAOカイロプラクティック上野御徒町へ一度ご相談ください。