神経機能異常はなぜ起こるのか?
わたしたちは日々さまざまなストレスと共存し生活しなければなりません。
ストレスは生活をしていく上で必要不可欠なものです。「良いストレス」と「悪いストレス」、「良いストレス」であっても、身体の機能がアンバランスな状態では、「悪いストレス」となり、痛みや不快感の原因となってしまいます 。
神経機能が正常であれば、何も健康に問題が起こらないはずですが、神経機能は常に正常を保つことはほとんど無く、ストレスに対して反応しています。このストレスにより、神経機能が亢進したり、低下したりすることにより、神経系命令系統や情報収集に問題を起こします。
① 精神的(怒・哀・恨・欲・愛・心配や日常生活の感情や個々人の日々蓄積される条件付けられた記憶、過去の心的な傷(トラウマ)など)なもの
② 化学的(薬・栄養・電磁波や自然環境など)なもの
③ 肉体的(動作・姿勢・寒冷・騒音など)なもの
カラダに悪い影響を及ぼす順は、①>②>③ です。
巷でよく、姿勢が・・歪みが・・・脚の左右差が・・・「原因」という治療院が多いですが、これは間違っています。この考え方で施術しても再発の可能性が高くなります。
カイロプラクティックでは、カラダに悪い影響の結果を「サブラクセーション」といいます。神経には決まった周波数があります。「サブラクセーション」とは神経系の周波数が乱れ、筋系の緊張や弛緩を生じさせ、骨格の構造的な姿勢の崩れなどの問題へと発展するという、病理(病気の原因、症状の理論)的なことです。(※サブラクセーション=カイロプラクティック的サブラクセーションを意味し、整形外科で用いられる亜脱臼という意味ではありません。)
ヒトのカラダはストレスと接しながら日々揺らぎ、自身で調整しています。それが「自然治癒力」ですが、「サブラクセーション」は自然治癒力では解消されづらいため、カイロプラクティックの調整が有益であり、独自の特徴ある療法として発展してきました。サブラクセーションを解消することで数十種類の神経伝達物質へ作用し、メンタル・精神面にも変化を起こすことができるのです。
カイロプラクティックは自然治癒力を最大限に発揮できるように神経機能を修正するものです。しかしながら、日々のストレスは自然な修正を待っていてはくれません。そのストレス刺激は神経系を常にバージョンアップさせ、バージョンアップする度にサブラクセーションを作って何層にも重なり合ってしまいます。よって、現在の症状は氷山の一角であるに過ぎないかもしれません。カラダのバランスをとるためには、ある程度の継続対応や定期的なメンテナンスが必要であり、健康の維持・回復には重要です。特に季節の変わり目や仕事が多忙な時期にこそメンテナンスをオススメいたします。